コンクールFの使い方|水25〜50mLに5〜10滴、効能と着色の注意点まで

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歯科医院ですすめられて買ってみたものの、「水に何滴だったかな」とあいまいなまま使っている——コンクールFは、そんな迷いが起きやすい洗口液です。ほとんどの洗口液がそのまま使うタイプなので、水で薄めるという手順に戸惑うのも無理はありません。

じつはコンクールFは、使い方だけでなく効能も誤解されやすい製品です。「歯周病に効く」と紹介されることがありますが、公式に認められている効能はそれとは少し違います。着色の話も、不安をあおるかたちだけが広まっています。

この記事では、メーカー公式の情報と学会の資料をもとに、コンクールFの正しい薄め方・認められている効能・使う前に知っておきたい注意点を、現役の歯科医師の目線で整理しました。そもそもどの洗口液を選べばいいか迷っている方は、洗口液の選び方もあわせてどうぞ。

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  1. コンクールFとは?水で薄めて使うタイプの洗口液
    1. コンクールFとは、どんな製品?
    2. 分類は「洗口液」|液体歯磨き・うがい薬とは別のもの
    3. 有効成分は2つある
    4. 内容量と価格、アルコールの有無
  2. コンクールFにはどんな効能がある?認められているのは4つ
    1. 公式に認められている効能・効果
    2. 「歯周病が治る」ではない|あくまで予防のための製品
    3. 「殺菌効果が12時間続く」はどこまで言える?
    4. グリチルリチン酸アンモニウムは何のために入っている?
  3. コンクールFの正しい使い方|水25〜50mLに5〜10滴
    1. 使い方の手順
    2. 原液のまま使ってはいけない理由
    3. 使うタイミングは?歯みがきとフロスの「あと」
    4. 1日に何回まで使える?
    5. 使ったあと、水ですすいでいい?
  4. コンクールFのデメリットは?着色とアレルギーに注意
    1. 長く使うと歯に着色することがある
    2. 着色は落とせる|ブラッシングと歯科医院のクリーニング
    3. 使ってはいけない人|クロルヘキシジンのアレルギー
    4. 日本の洗口液はなぜ濃度が低いのか
  5. コンクールFとジェルコートFの違いは?
    1. ジェルコートFは歯ブラシで磨くための製品
    2. 併用するときの順番
  6. 他の洗口液とどう違う?選ぶときの考え方
    1. 主な製品とのちがい
    2. コンクールFが向いている人
    3. 無理に選ばなくていい場合
  7. 洗口液はあくまで「仕上げ」|先にやることがある
    1. 順番は、フロス・歯間ブラシ → 歯ブラシ → 洗口液
  8. コンクールFのよくある質問
  9. まとめ|コンクールFは「仕上げ」を担う洗口液
  10. 参考文献・出典

コンクールFとは?水で薄めて使うタイプの洗口液

洗口液・液体歯磨き・うがい薬の分類

コンクールFとは、水で薄めて使う医薬部外品の洗口液です。むし歯や歯肉炎の予防を目的とした薬用成分が入っていて、歯科医院で取り扱われることの多い製品です。

コンクールFとは、どんな製品?

ウエルテック株式会社が販売する「薬用マウスウォッシュ」で、区分は医薬部外品です。自分の勤め先でも取り扱いがあり、歯科ではおなじみの1本といえます。メーカーは歯科医院や病院での購入を案内していますが、通販で流通していることもあります。

最大の特徴は、そのまま使うのではなく、水で薄めて使う「希釈タイプ」であること。市販の洗口液の多くはボトルからそのままコップに注いで使いますが、コンクールFは水を入れたコップに数滴たらして使います。

分類は「洗口液」|液体歯磨き・うがい薬とは別のもの

コンクールFの分類は「洗口液」です。似た製品と混同されやすいので、3つの違いを整理しておきます。

  • 洗口液:歯ブラシを使わずに、適量を口に含んですすぐもの。コンクールFはここ
  • 液体歯磨き:歯磨き粉の仲間。口に含んで行き渡らせたあと、歯ブラシで磨いて使う
  • うがい薬(含嗽剤):口の中やのどの殺菌・消毒などを目的とした医薬品・指定医薬部外品

つまりコンクールFは、歯みがきの代わりにはなりません。同じように水で薄めて使う製品でも、SP-Tメディカルガーグルはのどまでを対象にしたうがい薬で、こちらとはカテゴリーそのものが違います。

有効成分は2つある

コンクールFの薬用成分は、クロルヘキシジングルコン酸塩液グリチルリチン酸アンモニウムの2つです。

紹介記事ではクロルヘキシジンだけが取り上げられがちですが、公式の表記は2成分です。なおクロルヘキシジングルコン酸塩液は「グルコン酸クロルヘキシジン」とも呼ばれ、どちらも同じ成分を指します。

内容量と価格、アルコールの有無

内容量は100mL、価格は1,100円(税込)。1回5〜10滴なのでボトルが小さいわりに長く使えます(「1本で何日分」という案内はメーカーから出ていません)。なお成分にエタノールを含むためノンアルコールの製品ではありませんが、薄めて使うので、うがいする液のアルコール分は薄まります。

しょう
しょう

洗口液のほとんどは「そのまま使うタイプ」だから、水で薄める製品に出会うと戸惑うと思う。でもこの一手間があるおかげで、100mLの小さなボトルでも長く使えるんだ。薄めるのは手抜きじゃなくて、そういう設計だと思ってもらえればいいよ。

コンクールFにはどんな効能がある?認められているのは4つ

コンクールFの効能4つ

コンクールFの効能・効果として認められているのは、次の4つです。それ以上でも、それ以下でもありません。

公式に認められている効能・効果

  • ムシ歯の発生および進行の予防
  • 歯肉炎の予防
  • 歯槽膿漏の予防
  • 口臭の防止

医薬部外品は、こうして承認された範囲の効能をうたえる製品です。逆にいえば、ここに書かれていないことは「認められていること」ではありません。

「歯周病が治る」ではない|あくまで予防のための製品

紹介記事のなかには「歯周病に効果バツグン」といった表現も見かけますが、承認されているのは「歯肉炎の予防」と「歯槽膿漏の予防」です。すでに進行した歯周病を治す製品ではありません。

歯周病の治療は、歯石を取り除いて汚れのたまりにくい環境をつくることが基本になります。歯ぐきの腫れや出血が続いているなら、洗口液を足すより先に歯科医院で相談してください。くわしくは歯周病とは?歯周病は予防できる?で解説しています。

「殺菌効果が12時間続く」はどこまで言える?

よく目にする「最大12時間」という数字は、メーカーが自社の解説ページで説明している内容です。「殺菌効果が最大12時間持続するといわれている」という書き方がされています。

学術的な資料での説明はもう少し控えめで、クロルヘキシジンは「歯面に吸着してプラーク(歯垢)の再付着を抑制することが知られている」とされています。口の中にとどまりやすい成分だと理解しておくのがちょうどよく、この数字だけを根拠にほかの洗口液より優れていると考えるのは早いと思います。

グリチルリチン酸アンモニウムは何のために入っている?

グリチルリチン酸アンモニウムは、炎症をおさえる目的で配合される薬用成分です。殺菌を担うクロルヘキシジンとは役割が違い、2つの成分で「予防」を組み立てている製品といえます。

コンクールFの正しい使い方|水25〜50mLに5〜10滴

コンクールFを水で薄めて使う3ステップ

使い方はシンプルです。25〜50mLの水に5〜10滴たらして、数回ぶくぶくうがいをするだけ。使ったあとに水ですすぐ必要はありません。

使い方の手順

  1. コップに25〜50mLの水を入れる(小さめのコップに少しだけ、が目安)
  2. コンクールFを5〜10滴たらす
  3. 軽くかき混ぜる
  4. 数回ぶくぶくうがいをして、吐き出す
  5. そのあと、水ではすすがない

滴数には5〜10滴と幅があります。なおお子さんが味を辛いと感じる場合には、メーカーは水50mLに2滴という薄め方を案内しています。

原液のまま使ってはいけない理由

コンクールFは、水で薄めて使うことを前提に承認された製品だからです。医薬部外品は「この使い方でこの効能」という組み合わせで承認されています。使い方から外れれば、安全性も効果も確かめられていない使い方になってしまいます。

誤って原液のまま使ってしまい、強い刺激やじんましん、息苦しさなどの異常があるときは、直ちに使用を中止して、製品を持って医師・歯科医師・薬剤師に相談してください

使うタイミングは?歯みがきとフロスの「あと」

基本は、歯みがきとフロスを終えたあとの仕上げです。汚れが残ったままだと、成分が歯の表面に届きにくくなります。

なお「歯磨き粉のあとは5〜10分あけたほうがいい」という説明を見かけます。クロルヘキシジンが歯磨き粉の界面活性剤と結びついて働きが弱まる、という理屈のようですが、この数字の出どころははっきりしません

むしろ、複数の研究をまとめた海外の系統的レビューでは、使う順番にかかわらず、歯垢を抑える効果に干渉は見られなかったと報告されています(対象は健康な成人で、根拠の強さは中等度とされています)。メーカーも間隔を指定していません。歯垢を抑える働きに関しては、時間をあけるかどうかで神経質になる必要はなさそうです。

ただしフッ素入りの歯磨き粉を使っている場合は、別の注意点があります。これは後の「ジェルコートFとの違い」でくわしく説明します。

1日に何回まで使える?

メーカーは使用回数の制限を設けていません。ただし、回数を増やすほど効果が上がるという説明があるわけでもありません。次に触れる着色のことを考えると、就寝前などタイミングを決めて習慣にするほうが現実的です。

使ったあと、水ですすいでいい?

公式では「使用後、水でのうがいは不要」と案内されています。せっかく口の中に行き渡った成分を、すぐに洗い流さないための手順です。

しょう
しょう

使い始めはきちんと数えていても、だんだん「だいたいこのくらい」になっていく人が多いんだ。でも5滴と10滴では倍ちがう。毎回きっちりでなくていいけど、いつも同じコップを使うだけでも、量のブレはずいぶん減るよ。

コンクールFのデメリットは?着色とアレルギーに注意

クロルヘキシジンによる着色はブラッシングとクリーニングで落とせる

もっとも知られているのは歯の着色です。ただしこれは歯の表面についた色で、メーカーは除去できると案内しています。より注意すべきなのはクロルヘキシジンのアレルギーのほうです。

長く使うと歯に着色することがある

メーカー自身が、一部の方にクロルヘキシジンの継続使用による歯面の着色が起こることがあると案内しています。隠されている情報ではありません。

学術的な資料でも、クロルヘキシジンの副作用として、歯の着色のほかに味覚異常や歯石形成の報告があるとされています。

着色は落とせる|ブラッシングと歯科医院のクリーニング

大事なのはここからです。メーカーは同時に、この着色はていねいなブラッシングや歯科医院でのメインテナンスで除去できると説明しています。

歯そのものが変色してしまったわけではなく、表面についた色。ここを知らずに「歯が黒くなる」という話だけが独り歩きしているのは、もったいないと思います。

使ってはいけない人|クロルヘキシジンのアレルギー

公式の使用上の注意では、次の方は使用しないこととされています。

  • 本剤またはグルコン酸クロルヘキシジンでアレルギー症状を起こしたことのある人
  • 口の中に傷やひどいただれ等のある人

また、使用中にじんましんや息苦しさなどの異常があらわれた場合は、直ちに使用を中止して医師・歯科医師・薬剤師に相談してください。アレルギー体質の方や、薬で発疹などの過敏症状を経験したことのある方は、とくに注意が必要です。

見落とされやすいのが2つめです。口内炎がひどいときや抜歯した直後など、口の中に傷がある状態で自己判断で使うのは避けてください。

日本の洗口液はなぜ濃度が低いのか

日本では過去にアナフィラキシーショックの報告があったことから、洗口液に使えるクロルヘキシジンは原液濃度で0.05%までに規制されています。海外で使われている濃度は0.12〜0.2%で、条件が大きく違います。

そのため、海外の研究で示された効果をそのまま日本の製品に当てはめることはできません。「海外では歯周病治療に使われている」という情報を見かけたら、この差を思い出してください。

しょう
しょう

「色がついてきたからもう使えない」と自己判断でやめてしまう人がいるかもしれないけど、この着色はクリーニングで落とせることが多いんだ。使い続けるかどうかは、一度歯の状態を見てもらってから決めても遅くないよ。逆に、アレルギーのほうは自己判断しないでほしいね。

コンクールFとジェルコートFの違いは?

コンクールFとジェルコートFの違い

コンクールFは「洗口液」、ジェルコートFは「歯みがき剤」です。同じコンクールシリーズで名前もよく似ていますが、役割はまったく違います。

ジェルコートFは歯ブラシで磨くための製品

項目コンクールFジェルコートF
何の製品か薬用マウスウォッシュ(洗口液)フッ素コート歯みがきジェル(歯みがき剤)
区分医薬部外品医薬部外品
使い方水で薄めてうがい歯ブラシにとって磨く
薬用成分クロルヘキシジングルコン酸塩液/グリチルリチン酸アンモニウムフッ化ナトリウム(1450ppmF)/塩酸クロルヘキシジン/β-グリチルレチン酸
効能・効果ムシ歯の発生および進行の予防、歯肉炎の予防、歯槽膿漏の予防、口臭の防止ムシ歯の発生および進行・歯周炎(歯槽膿漏)・歯肉炎の予防、口臭の防止
内容量/価格100mL/1,100円(税込)90g/1,100円(税込)
出典:ウエルテック株式会社「コンクールF」「ジェルコートF」製品ページ(2026年8月時点)

大きな違いは、ジェルコートFにはフッ素(フッ化ナトリウム1450ppmF)が入っていることです。また、発泡剤・研磨剤を配合していないジェルタイプという特徴もあります。

併用するときの順番

メーカーはジェルコートFの製品ページで、コンクールFとの併用にふれています。ジェルコートFで磨いて、仕上げにコンクールFでうがい、という流れです。

ただし、ひとつ知っておいてほしいことがあります。ジェルコートFはフッ素(フッ化ナトリウム1450ppmF)配合の歯みがき剤です。4つの歯科系学会が合同で出した提言では、フッ化物配合歯磨剤を使ったあとは「軽くはき出し、うがいをする場合は少量の水で1回」とされています。25〜50mLの水でうがいをすると、口の中に残ったフッ素も一緒に流れてしまう可能性があります。

むし歯予防を重視するなら、コンクールFは歯みがきとは別の時間帯に使うという選択肢もあります。どちらを優先するかで使い方は変わるので、迷うときは歯科医院で相談してください。

なお、ジェルコートFは1450ppmFの製品なので、6歳未満のお子さんは使用を控える区分にあたります。家族で共用するときは注意してください。

他の洗口液とどう違う?選ぶときの考え方

薄めるタイプとそのまま使うタイプの洗口液

コンクールFの一番の個性は、やはり「薄めて使う」ことです。そのまま使えるタイプに慣れていると面倒に感じますが、そのぶん1本が長持ちします。

主な製品とのちがい

製品分類使い方特徴
コンクールF洗口液(医薬部外品)水25〜50mLに5〜10滴クロルヘキシジン配合。薄めて使う
モンダミン ハビットプロ洗口液(医薬部外品)そのまま口に含むノンアルコール。手間がかからない
SP-Tメディカルガーグルうがい薬(指定医薬部外品)水で薄めてうがいのどまで対象。歯肉炎の予防は効能に含まれない
出典:各製品の公式製品ページ(2026年8月時点)

コンクールFが向いている人

  • 歯ぐきの健康が気になっていて、毎日のケアに仕上げを足したい方
  • 1本を長く使いたい方
  • 薄めるひと手間が苦にならない方

無理に選ばなくていい場合

  • 歯みがきとフロスがすでに習慣になっている方(洗口液は必須ではありません)
  • クロルヘキシジンでアレルギー症状を起こしたことがある方
  • 着色が気になりやすく、それがストレスになりそうな方
  • 薄める手間が続かなそうな方(そのまま使えるハビットプロのようなタイプのほうが続きます)

洗口液はあくまで「仕上げ」|先にやることがある

歯ブラシ・フロスのあとに洗口液

どんなに良い洗口液でも、うがいだけで歯垢は落ちません。ここはコンクールFにかぎった話ではなく、洗口液全体に共通することです。

順番は、フロス・歯間ブラシ → 歯ブラシ → 洗口液

歯垢(プラーク/細菌のかたまり)は歯の表面にしっかりくっついているので、液体を口に含んで動かすだけでは取り除けません。先にデンタルフロスや歯間ブラシで歯と歯の間の汚れを落とし、そのあと歯ブラシで全体を磨いて、最後の仕上げに洗口液。この順番なら、歯みがき剤や洗口液の成分が、汚れに邪魔されずに歯面へ届きます。

洗口液そのものの効果についてはマウスウォッシュは意味ない?でくわしくまとめています。

しょう
しょう

洗口液だけに頼らず、歯ブラシに加えて、自分の歯間に合うフロスや歯間ブラシを続けることが大事なんだ。洗口液は、その習慣ができたあとに足す「仕上げの一手」だね。そこまでできている人にとっては、選択肢の一つになると思うよ。

コンクールFのよくある質問

Q. 毎日使っても大丈夫ですか?
A. メーカーは1日の使用回数に制限を設けていません。ただし回数を増やすほど効果が上がるという案内があるわけではないため、就寝前など時間を決めて習慣にするのがおすすめです。

Q. 子どもは使えますか?
A. メーカーは「うがいのできるお子様はご使用いただけます」と案内しています。年齢での線引きではなく、うがいをして吐き出せるかどうかが目安です。飲み込んでしまう年齢のお子さんには使わないでください。なお味を辛いと感じる場合には、メーカーは水50mLに2滴という薄め方を案内しています。

Q. 妊娠中でも使えますか?
A. メーカーは使用できると案内しており、あわせて「気分や体調がすぐれない時には、無理なご使用はお控えください」としています。においや味で気分が悪くなるようであれば、無理に続ける必要はありません。

Q. 歯磨き粉の直後に使ってもいいですか?
A. 歯垢を抑える働きについては、複数の研究をまとめた系統的レビューで、使う順番による差は見られなかったと報告されています(根拠の強さは中等度)。ただしフッ素入りの歯磨き粉を使っている場合は別です。うがいでフッ素が流れてしまう可能性があるため、むし歯予防を重視するなら別の時間帯に使う選択肢もあります。

Q. 1本でどのくらいもちますか?
A. メーカーからは「何日分」という案内は出ていません。1回5〜10滴と幅があるため一概には言えませんが、100mLというサイズのわりに長く使えるタイプです。

Q. 薄めずに原液で使ってしまいました。大丈夫でしょうか?
A. 原液での使用は、メーカーが定めた使い方ではありません。強い刺激やじんましん、息苦しさなどの異常があるときは、直ちに使用を中止し、製品を持って医師・歯科医師・薬剤師に相談してください。

Q. 歯科医院でしか買えませんか?
A. メーカーは歯科医院や病院での購入を案内しており、取り扱い先が分からない場合はカスタマーセンターに相談するよう案内しています。実際には通販で流通していることもあります。

まとめ|コンクールFは「仕上げ」を担う洗口液

コンクールFのまとめ

コンクールFのポイントを整理します。

  • 分類は「洗口液」。歯みがきの代わりにはならない
  • 使い方は水25〜50mLに5〜10滴。使用後に水ですすぐ必要はない
  • 薬用成分は2つ(クロルヘキシジングルコン酸塩液/グリチルリチン酸アンモニウム)
  • 認められている効能は4つ。「歯周病を治す」製品ではない
  • 着色は起こることがあるが、歯の表面についた色。ブラッシングやクリーニングで除去できるとメーカーは案内している
  • フッ素入りの歯磨き粉の直後にうがいをすると、フッ素も流れる可能性がある。むし歯予防を重視するなら別の時間帯に使う選択肢も
  • クロルヘキシジンでアレルギーが出たことのある方、口の中に傷やただれのある方は使用しない

誤解されがちな製品ですが、位置づけは「歯みがきとフロスができたうえでの仕上げ」です。希釈の手間や着色の可能性を理解したうえで、自分に合うかどうかを判断してください。どの洗口液が自分に合うか迷っている方は、洗口液の選び方もあわせてどうぞ。

なお、歯ぐきの腫れや出血、口臭が気になる状態が続いているときは、洗口液を足すより先に歯科医院で相談してください。原因がはっきりすれば、必要なケアも見えてきます。

参考文献・出典

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この記事を書いた人
しょう

現役歯科医師(臨床経験10年以上)。むし歯・歯周病の治療から、ジルコニア・セラミックなど自費の補綴治療まで幅広く診療しています。「もっと早く知っていれば」を減らせるよう、診療室で患者さんに話すような内容を、臨床経験と公的機関・学会の情報をもとにわかりやすく発信しています。

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