頭が痛いとき、同時に歯もうずく。あるいは、歯医者さんで何度も診てもらったのに、歯の痛みだけが消えてくれない。そんな経験はありませんか。
じつは歯と頭痛には、はっきりした関係があります。しかもその関係は一方通行ではありません。「歯が原因で頭が痛くなる」ことも、「頭痛が原因で歯が痛く感じる」こともあります。この違いを知らないまま歯の治療を続けてしまうと、遠回りになることがあります。
この記事では現役歯科医師の立場から、歯と頭痛がつながる仕組み、自分でできる見分け方、そして歯科と脳神経内科のどちらに行けばいいかを順番に説明します。痛み方から原因を絞りたい方は歯が痛い原因と対処法もあわせてご覧ください。
歯と頭痛の関係には「2つの方向」があります

歯と頭痛の関係は、「歯 → 頭」と「頭 → 歯」の2方向に分けて考えると整理できます。多くの記事は前者しか扱っていませんが、実際の診療で困りやすいのはむしろ後者です。

「頭も痛いし歯も痛い」と言われたとき、自分がまず考えるのはこの向きなんだ。歯から始まったのか、頭から始まったのか。ここを取り違えると、治療がぐるっと遠回りになることがあるからね。
①歯やあごが原因で、頭が痛くなる
歯やあごのトラブルが原因で起こる頭痛は、国際的な頭痛の分類に正式な項目として載っています。「歯による頭痛」と「顎関節症に起因する頭痛」の2つです。
日本で使われている頭痛の診療ガイドラインにも、この2つの項目と、それぞれに対して歯科で行う治療内容が記載されています。つまり「歯が原因の頭痛」は、歯科医院が宣伝のために言っていることではなく、頭痛を診る医師の側でも認められている考え方です。
②頭痛が原因で、歯が痛く感じる
歯には何の問題もないのに、頭痛のせいで歯が痛く感じることがあります。これは「非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう/歯が原因ではない歯の痛み)」と呼ばれます。
片頭痛や群発頭痛は、痛みを伝える神経が顔の広い範囲を担当しているため、上の奥歯やあごの痛みとして感じられることがあります。歯を治療しても痛みが取れない場合は、痛みの発信元が歯ではない可能性もあります。
どちらの方向か、ざっくり見分ける早見表
| 手がかり | 歯 → 頭 の可能性 | 頭 → 歯 の可能性 |
|---|---|---|
| 痛みの始まり | 歯やあごが先に痛くなった | 頭痛が先、または同時 |
| 原因の歯 | 「この歯」と指させる | どの歯か特定しにくい/場所が移る |
| 歯科の検査 | むし歯・炎症などが見つかる | レントゲンでも異常が見つからない |
| 治療の効果 | 歯を治すと頭痛も軽くなる | 歯を治しても痛みが続く |
| 痛みの変わり方 | 噛む・あごを動かすと変化する | 頭痛の発作と連動して出る |
これは診断のための表ではなく、どこに相談するかを考える目安です。ひとつの特徴だけでは判断できませんし、両方が重なっていることもあります。
歯が原因で頭痛が起こるのはどんなとき?

歯が原因で頭が痛くなるのは、主に「強い炎症があるとき」と「あごの筋肉が疲れているとき」の2パターンです。それぞれ見ていきます。
歯ぎしり・食いしばりでこめかみの筋肉が疲れる
ものを噛む筋肉は、こめかみと頬に広がっています。こめかみにあるのが側頭筋、頬にあるのが咬筋(こうきん)です。歯ぎしりや食いしばりが続くと、この2つの筋肉が休めなくなります。
筋肉が疲れると、その筋肉から離れた場所に痛みが出ることがあります。これを関連痛といいます。側頭筋は上の歯へ、咬筋は上下の奥歯・耳・あごの関節へ痛みを飛ばしやすいことが知られています。こめかみの重さや、朝起きたときのあごの疲れを伴うことがあります。
ただし、朝の頭痛には歯やあご以外の原因もあります。代表的なのが睡眠時無呼吸です。いびきを指摘されたことがある方はいびきと歯科のマウスピースもあわせてご覧ください。
くわしくは歯ぎしりの原因と日中の食いしばりのやめ方で解説しています。
ただし「食いしばりが頭痛の原因」と言い切ることはできません
ここは正直にお伝えします。歯ぎしり・食いしばりと頭痛の関連は報告されていますが、歯ぎしりが頭痛を直接引き起こす、とまでは断定できません。
理由のひとつは、締めつけられるタイプの頭痛(緊張型頭痛)と、顎関節症による頭痛とで、傷んでいる筋肉が側頭筋・咬筋などで重なってしまうからです。ガイドラインにも、この2つは筋肉が重複していて区別に注意が必要だと書かれています。
ですから「マウスピースを作れば頭痛が治ります」という説明には慎重であってほしい、というのが自分の考えです。

マウスピースは歯とあごを守る道具で、頭痛薬の代わりじゃないんだ。あごの筋肉に痛みがあるなら選択肢になることもあるけれど、頭痛だけを理由に作るより、まずは歯科であごの状態を見てもらうのがいいかな。
顎関節症であごの周りが痛む
顎関節症は、あごの関節と、ものを噛む筋肉の不調をまとめた呼び名です。口を開けると痛い、カクカク音がする、あごが疲れる、といった症状が出ます。
先ほど触れたとおり、顎関節症による頭痛は頭痛の分類にも項目があります。治療としては、あごの筋肉のマッサージや蒸しタオルで温めること、必要に応じた痛み止め、そして夜に使うマウスピースが挙げられています。
症状や治療の流れは顎関節症の症状・原因・治療にまとめています。
進行したむし歯・歯の根の先の炎症
歯の神経まで達したむし歯や、歯の根の先にたまった膿は、頭部に広がる痛みを起こすことがあります。頭痛につながる歯のトラブルで最も多いのは、こうした急性の炎症です。
この場合、痛みの中心はあくまで歯です。ズキンズキンと脈打つように痛む、夜に痛みが強くなる、温かいもので痛みが増す、といった特徴が出ます。頭痛がその歯の炎症から来ている場合は、原因の歯が落ち着くのに伴って、頭痛も軽くなることがあります。
上の奥歯の炎症と、副鼻腔(上あごの空洞)
上の奥歯の根は、頬の奥にある空洞(上顎洞)と非常に近い位置にあります。そのため、上の奥歯のむし歯や歯周病を放っておくと、細菌の炎症が空洞に広がることがあります。これを歯性上顎洞炎といいます。
特徴的なのは、においのある膿が混じった鼻水、頬の痛み、そして片側だけに起こりやすいことです。鼻が原因の副鼻腔炎は両側に出ることが多いとされています。ただし片側だから歯が原因、と決めることはできません。歯科と耳鼻咽喉科の両方で原因を確かめる必要があります。
おでこや頬の奥が重く痛む場合、副鼻腔が関係していることがあります。治療は、空洞の治療と原因になっている歯の治療を同時に進める必要があります。
親知らずのまわりの炎症
親知らずのまわりが腫れると、痛みだけでなく口が開けにくくなることがあります。炎症が長引くと、あごを動かす筋肉が固まってしまうためです。
あごが動かしにくい状態が続けば、こめかみの重さや頭痛につながることもあります。対処法は親知らずが腫れて痛いときの対処法をご覧ください。
その歯の痛み、頭痛が原因かもしれません

歯科で調べても異常が見つからない歯の痛みは、「非歯原性歯痛」の可能性があります。ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

神経の治療をしたのに痛みが残る、というケースがあるんだ。そういうときは、もう一度削る前に歯以外の原因をひと通り疑ってみる方がいいかな。削るのは戻せないからね。
非歯原性歯痛とは?
非歯原性歯痛とは、歯に原因がないにもかかわらず、歯に痛みを感じる状態のことです。日本口腔顔面痛学会の診療ガイドラインで、8つのグループに分類されています。
- 筋肉や筋膜の痛みによるもの(あごや首の筋肉の疲れ)
- 神経の障害によるもの(三叉神経痛、帯状疱疹など)
- 頭痛によるもの(片頭痛、群発頭痛など)
- 上あごの空洞の病気によるもの
- 心臓の病気によるもの
- 精神的な要因・ストレスによるもの
- 原因がはっきりしないもの
- そのほかさまざまな病気によるもの
頻度としては、歯の痛み全体のうち数パーセント程度と推定されています。まれではありますが、決してゼロではありません。
片頭痛・群発頭痛が「歯の痛み」として出ることがある
激しい頭痛が歯の痛みと間違われ、必要のない治療を受けてしまう例が実際に報告されています。
| 群発頭痛の患者さん1,163名のうち | 割合 |
|---|---|
| 歯科を受診していた | 34% |
| 抜歯を受けていた | 16% |
群発頭痛は、目の奥や上の奥歯のあたりに極めて強い痛みが出ます。1回の発作は15分から180分ほどで、目が充血する、涙が出る、鼻が詰まるといった症状を伴います。この痛み方を知らないと、歯の痛みだと思ってしまうのも無理はありません。
治療しても痛みが消えないときに疑うこと
同じガイドラインでは、非歯原性歯痛に対して神経を取る治療や抜歯を行うことは「無効」であり、行わないよう強く推奨されています。噛み合わせを削って調整するような、元に戻せない処置も同様に効果がなく、かえって痛む場所が広がることがあると指摘されています。
つまり、痛みが取れないからといって処置を重ねるのは、正しい対応ではありません。次のような状況なら、一度立ち止まって原因を見直すことをおすすめします。
- レントゲンや検査で異常が見つからないのに痛む
- 神経を取る治療をしたのに痛みが残っている
- 痛む場所が日によって移動する
- 麻酔をしても痛みが変わらない
- 頭痛や目の奥の痛みが一緒に出ている
歯が原因の頭痛か、セルフチェックしてみましょう

完全な判断は難しいものの、痛み方の特徴からある程度の見当はつけられます。次の表を目安にしてください。
| タイプ | 場所 | 痛み方 | 続く時間 | 動いたとき |
|---|---|---|---|---|
| 片頭痛 | こめかみ〜前頭部。片側に出ることが多い | ズキンズキンと脈打つ。中等度〜重度 | 4〜72時間 | 強くなる |
| 緊張型頭痛 | 両側に出ることが多い | 締めつけられる感じ。軽度〜中等度 | さまざま | 変わらない |
| 群発頭痛 | 片側の目の奥・上の奥歯 | えぐられるような強い痛み | 15〜180分 | じっとしていられない |
| 歯の炎症が原因 | 特定の1本の歯と、その周辺 | ズキンズキンと脈打つ。冷温でしみる | 刺激で強くなり、夜に悪化しやすい | 噛むと強くなる |
| 顎関節症・咀嚼筋の痛みが原因 | こめかみ、頬、耳の前 | 重い・だるい。押すとひびく | 日中の使い方で変わる | 口を開け閉めすると強くなる |
歯・あごが原因のときに多い特徴
- 噛んだとき、口を大きく開けたときに痛みが変わる
- 朝起きたときがいちばんつらい
- こめかみや頬を指で押すと、ひびくような痛みがある
- 頬の内側に歯の跡がついている、歯がすり減っている
- 特定の歯に、しみる・噛むと痛いなどの症状がある
噛んだときの痛みについては噛むと歯が痛い原因、朝のつらさについては朝起きると顎が痛い原因でくわしく扱っています。
歯が原因ではない可能性が高い特徴
- 吐き気がする、光や音がいつもより気になる
- 目が充血する、涙が出る、鼻が詰まる(片側だけ)
- 痛みが数分〜数時間でぱたっと消える
- 歯の治療をしても痛みがまったく変わらない
- 顔をさわっただけで電気が走るような痛みが出る
すぐに医療機関を受診してほしい頭痛のサイン
次のような頭痛は、歯科ではなく医科での検査が必要です。緊急性の高いものと、早めに受診してほしいものに分けます。
ただちに救急受診してほしいもの
- 突然、なぐられたような激しい頭痛が起こった
- 手足のしびれ、力が入らない、ろれつが回らない、物が二重に見える
- 意識がぼんやりする、様子がおかしい
- 発熱と、首の後ろのこわばりを伴う
これらに当てはまる場合は、様子を見ずに救急車を呼ぶなど、すぐに医療機関を受診してください。
早めに医科を受診してほしいもの
- これまで経験したことのない種類の頭痛が新しく出てきた
- 頭痛がだんだん強くなっている、いつもと様子が違う
- くしゃみ・咳・運動で頭痛が誘発される
- 頭をぶつけたあとに始まった頭痛
- 50歳を過ぎてから新しく始まった頭痛
特に「突然」「これまでにない」「だんだん悪くなる」の3つは、見逃してはいけないサインです。
頭痛と歯の痛み、何科に行けばいい?

原因の歯に心当たりがあれば歯科、頭痛が主役なら脳神経内科・脳神経外科・頭痛外来が基本です。症状別の振り分けを整理します。
| こんなとき | 相談先 |
|---|---|
| 突然の激痛・神経症状・意識の異常 | 救急 |
| 痛む歯が分かる/噛むと痛い/あごが疲れる | 歯科 |
| くり返す頭痛が主役。吐き気や光への過敏を伴う | 脳神経内科・脳神経外科・頭痛外来 |
| においのある鼻水・片側の頬の痛みを伴う | 歯科+耳鼻咽喉科 |
| 歯科で異常なしと言われたのに歯が痛む | 口腔顔面痛の専門外来 |

歯科ではまず、「この歯が原因かどうか」をはっきりさせる検査をするんだ。レントゲンを撮って、冷たいものを当てて、軽く叩いてみる。ここが全部そろって異常なしなら、歯以外の可能性に切り替えていく流れになるかな。
まず歯科でよいケース
- 痛む歯を指させる
- 冷たいもの・温かいもので痛みが変わる
- 歯ぐきが腫れている、噛むと痛い
- 朝起きたときにあごが疲れている、口が開けにくい
- 歯の治療をしたあとから痛み始めた
先に脳神経内科・頭痛外来へ行ってほしいケース
- 上の「すぐに受診してほしいサイン」に当てはまる
- 吐き気や光・音への過敏を伴う頭痛をくり返している
- 片側の目の奥の激痛が、決まった時間帯にくり返し起こる
- 歯科で異常なしと言われたのに痛みが続いている
歯科ではどんな検査をするの?
歯科では、痛みの原因が本当にその歯にあるのかを確かめる検査を行います。レントゲン撮影、冷たい刺激に対する反応の確認、軽く叩いたときの反応、歯ぐきの状態の確認などです。
これらで異常が見つからない場合、次に考えるのがあごの筋肉の状態です。こめかみや頬の筋肉を押して、いつもの歯の痛みが再現されるかどうかを確認します。ここで再現されれば、筋肉の関連痛が疑われます。
歯科でできる治療とセルフケア

原因によって対処が変わります。まず原因をはっきりさせることが、遠回りをしないいちばんの近道です。
原因になっている歯の治療
むし歯や根の先の炎症がはっきりしている場合は、その治療が最優先です。炎症が治まれば、それに伴う頭痛も落ち着いていきます。
ナイトガード(夜に使うマウスピース)
ナイトガードは、睡眠中の歯ぎしりから歯とあごの関節を守るための装置です。あごの筋肉の緊張をゆるめる目的でも使われ、原則として夜の就寝時に使用します。ただし頭痛がどれくらい軽くなるかには個人差があります。
費用や市販品との違いは歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)にまとめています。
日中の食いしばりを減らす
上下の歯は、何もしていないときは触れていないのが本来の状態です。日中に歯を接触させ続けるクセがあると、あごの筋肉が休めません。気づいたときに息を吐いて歯を離す、という練習をくり返すのが基本です。
あごの筋肉をやさしくケアする
こわばった筋肉は、温めてからゆっくりほぐします。お風呂上がりや蒸しタオルで温めたあとに行うのが効果的とされています。強く押しすぎると逆効果になるので、力加減には注意してください。
具体的なやり方は咬筋マッサージのやり方で手順を追って解説しています。
鎮痛薬を飲み続けると、かえって頭痛が起こることがあります
頭痛薬や痛み止めを飲む日が多くなりすぎると、「薬剤の使用過多による頭痛」という別の頭痛が起こることがあります。これは頭痛の国際的な分類にも載っている状態です。
疑われるのは、もともと頭痛をもっている方で、次の2つが両方そろったときです。
- 頭痛が1か月に15日以上ある
- 一般的な鎮痛薬なら月に15日以上、片頭痛用の薬(トリプタン)・オピオイド・複数の成分が入った鎮痛薬なら月に10日以上を、3か月を超えて使い続けている
心当たりがあれば、自己判断で量を増やさず医師に相談してください。
よくある質問(FAQ)
Q. マウスピースを作れば頭痛は治りますか?
A. 治るとは言い切れません。マウスピースは歯とあごの関節を守り、噛む筋肉の緊張をやわらげる目的の装置です。結果として頭の重さが軽くなる方はいますが、頭痛の治療薬ではありません。
Q. 歯医者でレントゲンを撮っても異常なしでした。どうすればいいですか?
A. 歯以外の原因を考える段階です。あごの筋肉の関連痛や、片頭痛などによる痛みの可能性があります。もう一度削ったり神経を取ったりする前に、口の中の痛みを専門に診る歯科(口腔顔面痛の専門外来)や、頭痛外来への相談を検討してください。
Q. 虫歯を放置すると頭痛になりますか?
A. 神経まで達した強い炎症では、頭に広がる痛みが出ることがあります。ただし、すべてのむし歯が頭痛を起こすわけではありません。痛みが出ている時点で治療が必要な段階なので、早めに歯科を受診してください。
Q. 片頭痛と、歯ぎしりによる頭痛は見分けられますか?
A. 完全に見分けるのは簡単ではありません。片頭痛は脈打つ痛みで吐き気や光への過敏を伴い、体を動かすと悪化しやすいのが特徴です。一方あごの筋肉が原因の場合は、噛んだり口を開けたりすると痛みが変化します。両方が重なっている方もいます。
Q. 頭痛と一緒に歯が痛むとき、放置すると危険ですか?
A. むし歯やあごの筋肉が原因のことがありますが、まれに心臓や血管の病気が歯やあごの痛みとして現れることもあります。歩行や階段で歯・あごの痛みが強くなり、胸の圧迫感・息苦しさ・冷や汗を伴う場合は、救急受診を検討してください。
Q. 子どもが頭痛と歯の痛みを訴えます。同じように考えていいですか?
A. 基本の考え方は同じですが、子どもは痛む場所をうまく説明できないことがあります。まずは小児科・歯科どちらでもかまいませんので、実際に見てもらうことをおすすめします。
まとめ

歯と頭痛の関係を整理します。
- 関係は2方向あります。歯やあごが原因で頭が痛くなることも、頭痛が原因で歯が痛く感じることもあります
- 歯が原因の頭痛は、頭痛の診療ガイドラインにも項目があります。多いのは強い炎症と、あごの筋肉の疲れです
- 歯ぎしり・食いしばりと頭痛には関連がありますが、「原因」と断定はできません。マウスピースは頭痛薬の代わりではありません
- 歯科で異常が見つからない歯の痛みは、削る・抜く前に立ち止まってください。元に戻せない処置は効果がないとされています
- 突然の激痛、これまでにない頭痛、だんだん悪化する頭痛は、すぐに医科を受診してください
痛みの原因がはっきりしないまま治療を重ねるのは、体にも気持ちにも負担がかかります。気になる症状があれば、まずはかかりつけの歯科医院で「頭痛も一緒に出ている」と伝えてみてください。それだけでも、見る視点が変わります。


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