みなさん、虫歯の治し方にはどのようなものがあるのかご存じですか?
銀歯とかプラスチック?
イメージはそんな感じだね
一度歯医者で虫歯の治し方を聞いても、なかなか分からない方も多くいるのではないでしょうか。
そんな悩みを解消できると思います。では見ていきましょう!
虫歯の治し方
虫歯の治し方は、虫歯の大きさによってある程度決まっています。
という感じです。そもそも虫歯というのはCO〜C4に分類されます。
CO (Questionable Caries for Observation シー・オー:初期むし歯)
- CO→まだ削らなくても平気
- C1〜C2の初期→コンポジットレジン(プラスチック)
- C2で大きいもの→部分的な被せもの
- C3→神経(歯髄)を取って全体的な被せもの
- C4→抜歯
という感じです。ただあくまで大まかなイメージなので、細かくは歯医者さんと相談して決めてください。
そして虫歯の治療で大きなポイントになるのが歯の中に通っている神経(歯髄)に虫歯が達しているかどうかです。つまりC2かC3かです。これによってその後の治療が全く変わってきます。
神経まで虫歯が達していなかったら?
基本的には虫歯を削ってコンポジットレジン(プラスチック)を詰めたり部分的な被せものを被せて終わりだよ
虫歯が神経まで達していなければ治療もそこまで大変ではありません。逆に言えば、虫歯が神経まで達する(もしくは元々神経ギリギリまで虫歯で、その当時は神経を取らなかったけれど後から痛みが出た場合)はかなり治療回数と期間が増えます。
治療の回数や期間の目安は、神経を取らなければ1〜3回、神経を取る場合は1週間に1度くらい通って6~7回、つまり1ヶ月半くらいかかります。
そんなにかかるの?
神経を取る治療は時間がかかるんだよ
意外と多いのが、神経の治療の途中で治療に来なくなってしまう人です。
だって回数多いし、痛みなくなったし…
そのまま放置するとせっかく治せるはずだった歯を抜かないといけなくなってしまうかもしれないよ
神経を取ればわりと早めに痛みはなくなりますが、最後被せものを被せるまでが治療です。自分の歯をちゃんと治したいのであれば、頑張って通いましょう。
だからこそ、虫歯がなるべく小さいうちに(神経から遠いうちに)治しておく方が通う回数も少なくて済むので、早めに治したほうがいいですね。
虫歯の治し方の種類
今回は主に神経を取らなかった場合、具体的にどんな治し方があるのかを見ていきます。
順番に見ていきましょう!
コンポジットレジン(CR)修復(プラスチック)以下CR
虫歯を最小限で削り、接着剤を塗り、白いペースト状のプラスチックを歯に詰め、特殊な光を当てて固めるという治療です。
特にCRのメリットで大きいのが、その場で詰めるので治療が1回で終わることや、歯を削る範囲が被せものより少ないことだと思います。
1回で終わるのは嬉しいかも
そういう人も多いよ
歯は削れば削るほど痛みが出るリスクも上がります。最近はCRの強度も昔より向上していて奥歯でも使えるようになってきていますし、得られるメリットも多いので、もしCRが適応の虫歯であれば積極的に選んでもいいのではないでしょうか。
インレー修復(部分的な被せもの)
インレーとは虫歯を除去して形を整え歯型を取り、できた歯の模型をもとに詰め物を作り、それをセメントでつける治し方です。
今回は治し方の話なので、保険と自費については別のところで書きます。
ものすごく簡単に言うなら、保険は安いけれど将来やりかえは多い。自費は値段は高いけれど、優れた素材も使えるので長持ちしやすいといった感じでしょうか。
クラウン(全体的な被せもの)
こちらは歯全体を丸々覆う被せものです。CRやインレーで対応できないものや、神経を取った歯はほとんどクラウンにします。
メリットデメリットはインレーと変わりません。
まとめ
虫歯の治し方のイメージを持ち、治療の参考にしよう。
何となくでも虫歯の治し方のイメージは掴めましたか?
今回は神経を残せた場合の治し方がメインだったので、神経を取る治療に関してはまた別の記事で書きたいと思います。
神経を残せた場合は虫歯を削った後、CRかインレー、またはクラウンにしていくことがほとんどです。
良い先生であれば、今回の記事で書いたようなそれぞれの治療法のメリットデメリットをふまえて適切な提案をしてくれると思うので、それに納得したら治療をしていけば問題ないと思います。
提案してくれなかったら?
自分から聞いてみても良いと思うよ
少なくとも何をされているか分からない状態で治療し、後から後悔するのは避けましょう。今回の記事を読んで少しでも虫歯の治し方のイメージを持ってもらえたら嬉しいです。
ではまた!
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